アウトランダーPHEV|購入価格のコストパフォーマンスは群を抜いている
2019年現在、SUVと言われる四輪駆動車がとても人気がありよく売れている。
SUVとはスポーツ・ユーティリティー・ビークル(Sport Utility Vehicle)の略で、日本語でいうと「スポーツ多目的車」という意味になります。
分かりやすくいうと、車高を上げて4WDにして悪路の走破性を高めつつ、ワゴンのように積載性の機能も持ちながら、デザインもスポーティーに洗練されている、といった感じでしょうか?
荷物を沢山詰める車が欲しいけど、ミニバンのように車高が高く、走りの運動性能を犠牲にするのは嫌だといった方に支持されている車であると思います。
2019年5月現在、このSUVというジャンルの中でPHEVの機能を持つ車種は、日本のメーカーの中では三菱のアウトランダーPHEVのみになっています。
欧州車などをみてみるとSUVのPHEVもいくつかあるようです。
そこで、三菱アウトランダーPHEVと欧州メーカーのSUVでPHEVの機能を持つ車種の購入価格を比べてみることにしました。
SUVの四輪駆動車のPHEVの価格について
まずは外国車をみてみよう。
SUV、4WD、PHEVのもので上げてみると(H31.4月現在の価格)
ベンツ GLC350e 4マチックスポーツ 906万円~
BMW X5 xDrive 40e アイパフォーマンス 992万円~
ミニ クーパーSE クロスオーバーALL4 479万円~
ボルボ XC60 T8 Twin Engine AWDインスクリプション 899万円~
ボルボ XC90 T8 Twin Engine AWDプラグインハイブリッド 1084万円~
と、このような価格帯になっており外国車とくに欧州車は、どれも正直言って「高っけー」という印象。
これに対して、アウトランダーPHEVはというと
Gリミテッドエディション 393.9万円~
となっており、ベンツ、BMW、ボルボの半額以下の価格帯になっており、コストパフォーマンスは驚くほどいい「半額はいくらなんでも安すぎでしょ」って感じる。
上級グレードのGプレミアムパッケージにしても
Gプレミアムパッケージ 468.1万円~ となっており、このグレードでやっとミニと並ぶ。
では、ミニと比べてどうなのってことだが
ミニとアウトランダーPHEVでは車の車格が違う。ボディーサイズを比べてみよう。
ミニ (全長×全幅×全高) (4315×1820×1595㎜)
アウトランダーPHEV (全長×全幅×全高) (4695×1800×1710㎜)
全長で約40cm、全高で約12cm違う。この差は結構大きい。
ミニはセダンの車格でいうと、カローラクラスの車となり、BCセグメントといわれるカテゴリーの部類に入る。
これに対してアウトランダーPHEVはマークXやクラウンクラスの車となり、Dセグメントとなる。
両車ともにワゴンタイプの車体のため、車体のサイズ、特に全長がそのまま荷室の広さに繋がるので、車格の差はより顕著に体感することになるだろう。
この車格の差に加えて、アウトランダーPHEVはプレミアムパッケージになるので、装備も上級装備になる。
プレミアムパッケージは、①シートが本革、②ロックフォードフォズゲートプレミアムサウンドシステム(9スピーカー)、③AC1500V電源、などが標準装備でついてくる。
車格が上、装備も上級装備がついてくるとなると、普通に考えればアウトランダーPHEVを選ぶ。
しかしミニにはミニにしかない世界観や個性、遊び心といったものを持っている。
そこにこだわりがあるのかどうかが、ミニを購入する決定を下すうえで、重要なポイントとなってくるだろう。
アウトランダーPHEVを破格で購入するには
やはり欧州車の価格をみてみると、アウトランダーPHEVの価格は破格に近いものがあると感じる。
しかしそれでも欧州車と比べるとの話で、日本国内の自動車価格で考えると、乗り出しで400万円オーバーの車というと、決して安い方に入るわけではない。
そこでもう少し安く買いたい場合には、展示試乗車を狙うといい。
クリーンカー三菱というディーラー系列の中古車販売店で、一つ前のマイナーチェンジのものを狙うと非常に安く手に入れることができる。
私もクリーンカー三菱で展示試乗車を購入した。
1年落ちの4000km走行している試乗車のアウトランダーPHEVで357万円で購入した。
同じグレード、同装備ものを新車で購入した場合に比べて、100万円位は安く買えているいるのではないかと思う。
しかもボディーの傷は皆無で、内装もほとんど使用間なく、ほぼ新車同様と言ってもいいくらいなのでお買い得だ。
ただ、1年前の製造車になるので、直近のマイナーチェンジ前のモデルになる。
直近のマイナーチェンジでは、以下の点が改善されている。
①エンジンの排気量が2.4ℓへ排気量アップした。
これにより、充電時やエンジン駆動の時の回転数を落とすことができて、静寂性が向上している。
②スポーツモードが加わった。これによりエンジンとモーターの同時駆動を任意に選択出来るようになり加速時の駆動力が向上した。
③ハンドルがクイックになった。少ないハンドルの舵角で曲がれるようになり、よりスポーティーになった。
その他にもボディー構造やモーターの出力、バッテリーの容量、ボディー剛性など細かいところも改善されているようだ。
積極的にスポーツモードを使い、スポーツ走行を楽しみたいのであれば、やはり新型がいいだろう。
そこに、もう100万払える価値があると思えるかどうかで、新車かマイナーチェンジ前の試乗車にするかを判断すればいいのではないだろうか。
ちなみにクリーンカー三菱で中古の試乗車を購入した場合、新車で購入したのと同様のメーカー保障(10年保障)を受けられるのでとても安心だ。
ただしこの保障を受けるには、三菱ディーラーでの整備、点検を受けることが条件になる。
「アウトランダーPHEVは特別な車なので三菱ディーラーで、きちんとした整備、点検をおすすめします」と三菱の販売員さんは言っていた。まあ、もっともだと思う。
まとめ
アウトランダーPHEVを買いたいが、値段が高すぎてちょっとーと感じている方には、クリーンカー三菱で展示試乗車を購入することをおすすめしたい。
安く買える上に、展示試乗車であれば新車同様に車の程度もよく、ディーラーでの保障もあるから安心だ。
エンジン排気量をアップして走りの質を高めた、マイナーチェンジ後の最新のモデルと比べれば、走りの点では劣ることは間違いない。
しかし新しい技術のPHEV車を予防安全装備も全部載せで、なおかつ新車同様の程度の良いものを、300万円台前半から購入できるという点はこの上なく魅力的であると思う。
何たって欧州車は900万円クラスなのだから。