デリカD:5|【2019.2 マイナーチェンジ】フルモデルチェンジに匹敵する内外装の大幅変更

デリカD:5の紹介
まずはデリカD:5の車を簡単に紹介。
(写真はモーターショーで撮影したものです)
この車は非常にオリジナリティーのある車でとても貴重だ。
何が貴重なのかというと、ミニバンでありながらSUVの要素を取り入れた車であるということ。
ミニバンの特徴である3列シートでスライドドア、乗車定員は7,8人という機能はしっかりと持っている。
それでいてSUVの要素である四輪駆動で車高が高く、オフロードを走れる走破性も兼ね備えている。
このミニバンとSUVの両方のスペックを同時に満たしている車は他には皆無といっていい。
ミニバンでありながら四輪駆動というだけなら他にもあると思うが、オフロードの走破性を兼ね備えている車は他にはない。この点がデリカD:5の強烈な個性となっている。
このデリカD:5が今回マイナーチェンジをした訳だが、今回は変更のポイントは次のようになる。
①外装の大幅変更
②内装の大幅変更
③ディーゼルモデルの追加
④8速AT採用
となっている。
①の外装については、三菱のフロントデザインコンセプトの「ダイナミックシールド」や縦型のマルチLEDヘッドライトなどを採用して、外装の一新を図った。
②の内装については記事の中で紹介します。
③ディーゼルモデルの追加については今回は試乗が出来ていないので何ともいえません。試乗する機会が今後あったら紹介していきたいと思います。
④8速ATが新しく採用された。ディーゼルといえばマツダの特徴ですが、マツダのディーゼルはいまだに6速ATになっているので、8速を投入できたことは大きい。
ギアの対応できる幅が増えたことで、発進加速で、よりレスポンスの良い加速が可能になり、高速時などはより高いギアを作ることで低燃費にもつながるという優れものです。
今回このよな変更のあったデリカD:5の内装をみてきたので、感想を書いていきたいと思う。
運転席に座ってみた
運転席に座って運転ポジションをとってみた。
ハンドルは、私の所有しているアウトランダーPHEVとほとんど変わりない。
ACCのボタン配置なども同じだ。
三菱の上級車種のハンドルはホントにいいと思う。
ハンドルの革張りのところとか、触った感触もシットリとしていて、個人的には握った時にシックリとくる。
写真の奥に写っているのがパドルシフトだ。
8速のギアをパドルシフトで操れるのは、走り好きにはたまらない装備といえるでしょう。
ナビ周りの様子。
マイナーチェンジ前のデザインとは殆ど変っている。
ナビは写真のように大型のディスプレーに変更している。10.1型あるようだ。かなり大きい画面で見やすい。
このナビの大きさが、新しい車である印象を強くしている。
内装のデザインも写真のように変更になっている。
全体的に直線基調のデザインになっていて、スッキリとした印象になっている。
ATセレクトレバー周囲も直線基調でピアノブラックのパネルが施されていて、高級感も感じる。
直線基調のデザインのため、見切りがいいというか、車両幅の感覚が分かりやすいような。
コンソールボックス付近のデザインの様子も、写真みてのとおりで、直線基調のデザインに変更になっている。
直線基調のデザインのため、室内の広さが大きく感じられ、開放的な印象がある。
広く感じるだけではなく、ミニバンということで実際にかなり室内は広い。
またサイドミラーの前の部分には大きな三角窓があり、斜め前方への視界がきちんと確保されている。
これはとても運転しやすいと思う。
サイドドアのデザインは木目調になっており、いいアクセントになっている。
個人的にはもう少し落ち着いた色にしても良かったのではないかと思う。
あと木目調の模様も、もう少し質感が欲しいところだ。
手を添えている部分はレザーになっていて質感が高い。
シートはグレードによっても素材が変わるのだと思うが、試乗車は写真のようなデザインで、ファブリック素材であった。
オプションで本革シートに変更もできるようだ。
本革シートになると、室内の雰囲気も大分高級感が出てくると思う。
ただファブリック素材も機能的には悪くはないと思う。
本革だと冬場にシート表面が冷たくなったり(最近はシートヒーターがついている車種も多いが)、表面が滑りやすく走行時の身体サポート性が弱かったりと、デメリットもある。
ファブリック素材なら、上記の欠点はない。
後部座席に座ってみた
2列目の座席に座って、膝と前席の間隔は写真の通り。
ゲンコツ2個以上は入りますね。
高さもあるので十分な広さ。
申し分ないです。
3列目シートを畳めば広大な荷室に
写真は3列目シートを畳んだ状態の荷室の広さ。
充分な広さがありますが、シートがサイドに畳むタイプの為、高さのあるものは横幅が制限されそうです。
他のミニバンなどでは、3列目シートを床下に折りたたんで、2列目も畳めば、広大なフラットなスペースが作れるものもあるので、見比べて検討する必要がありそうだ。
車中泊などして、車内で寝たりすることがある方は、実際に試してみることをオススメします。
まとめ
今回のマイナーチェンジのポイントは、やはりディーゼルエンジンの追加でしょう。
そして8速ATやパドルシフトの装備など。
走りの面での魅力が格段に増しています。
SUVで4WDの走破性とミニバンの積載性を兼ね備えた唯一無二の存在でありながら、そのアウトドア的なキャラクターにどんピシャにハマるディーゼルエンジンが追加されたことで、魅力が一段とアップした。
ミニバンを買おうと思っているけど、普通のミニバンじゃ物足りない、個性が足りない、と感じている車好きには結構魅力的なモデルになってくるのではないだろうか。
問題は価格だ。ディーゼルモデルは一気に価格が上がり、384万~となっている。
実質、諸経費もろもろ入れると400万越えは確実だ。
ガソリン2400ccは289万~なので、約100万円アップとなる。
ちなみにガソリンモデルは今回のマイナーチェンジ前のモデルの継続販売となる。
なので、内外装の変更は一切ないものになる。
このことを考慮すると悩ましいところではある。
車の魅力は格段にアップしているが、それに合わせて価格も相応にアップしている形だ。
予算に問題がないのであれば、迷わずディーゼルモデルにしたいところだ。