アウトランダーPHEV実燃費公開【第3弾】|夏場のエアコン使用は燃費にどの位影響するのか?

2022/02/02
 
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アウトランダーPHEVにかかる走行経費としては、充電に掛かる電気代とエンジン駆動に使うガソリン代の2種類があることを以前にも記事にした。

 

よく車のランニングコストの指標として、1リットル当たりの走行距離が使われてるが、アウトランダーPHEVでは単純にこの数値を出すことができない。
なぜなら実際に使用する場面では、ガソリンと充電電気の両方を使用しているからだ。

 

普段の使用状況では、家庭に充電設備を作って充電した電気を使用したEVモードで走っている方が多いと思う。当然だが電気代は契約プランによっても違うので、走行経費は人によって違ってくることになる。

 

したがってアウトランダーPHEVの燃費を単純に知りたい場合、充電代とガソリン代のこの2つの代金の合計を出してみることが必要だ。

 

前回、前々回に引き続き、6月25日にガソリンを入れてから9月4日にガソリンを入れるまでの間、家庭で充電した時の電気代を全部足して、それに今回入れた(9月4日に1回入れた)ガソリン代を足して計算してみた。

 

今回は夏場の一番暑い時期の計測になっているので、冷房の使用の影響が入ってくる。

 

夏場の暑い時期に冷房の使用はどのくらい燃費に影響があるのか、検証するためにはベストなタイミングになる。

 

夏場の暑い時期の走行では、アウトランダーPHEVはどれくらいの燃費になるのか?正確にいうとどれくらいの燃費の車と同等なコストになるのか?
検証してみたいと思う。

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走行コスト(ガソリン代+電気代)の計算

まずは、前回と同様にコストの計算から。

 

令和元年6月25日にガソリンを給油し満タンにした。

 

この日をを計測開始日とし、走行距離メーターを0にした。

 

令和元年9月4日にガソリンを入れるまでの走行距離を計測した。

 

なるべく普段の通勤の往復約10キロは充電の電気で走行して、たまに遠出をした時(往復50km以上)などは、一部ハイブリッド走行を行い、発電のためのガソリンを使用した。

 

電力の計算はバッテリーの残量から電気代を計算した。

 

例えばフル充電を行ったなら 
我が家の契約プランでは1kwで約26円となっているので 
26×12kw(アウトランダーのバッテリー容量)=312円の充電

 

またフル充電時に走行距離表示は概ね55kmになっているので
充電前の残り距離表示が10kmとの表示ならば
(55-10) ÷ 55 × 312 = 255.2 円分の充電と計算した。

 

この方法で6月25日に、ガソリンを入れた時から充電による電気代をつけていった。

 

7~9月は暑い日がほとんどで、ほぼ100%エアコンを作動させた走行であった。

 

乗り始めは暑いので、エアコンを18度で最大風量で、しばらくしたら24~25度に設定し、風量最小でエアコンを使用することが多かった。

 

この状態でほぼ2か月近く走行して、ガソリンが半分以下のメモリになったので9月4日にガソリンを給油した。

9月4日 ガソリン給油     ガソリン代    3543 円  

6月25日~9月4日までの充電による電気代    9992 

6月25日~9月4日ソリン代と電気代の合計は  13535 

6月25日~9月4日の走行距離          1694km

今回入れたスタンドではレギュラーガソリンは9月の上旬で130円/ℓだったので

1km当たりの走行単価は 7.98 円

 

ガソリン車と同様に1リッター当たりの走行距離を計算すると16.2km/ ℓとなり

 

つまりアウトランダーPHEVは16.2km/ℓの実走行燃費のガソリン車と同等なランニングコストであるということができる。

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夏場のエアコンの影響はどの位あったのか?

今回の計測は6月~9月のちょうど夏場期間になっているので、冒頭でも述べたとおりエアコン冷房の影響を見るのはベストなタイミングになっている。

 

そこで過去のランニングコスト計測の結果と比較してみたい。

○ 第1回目の計測  15.9km/ℓ  3月10日~4月14日
 (ただし充電設備準備ができておらず、一週間はハイブリッド走行)

○ 第2回目の計測  17.9km/ℓ  4月14日~6月25日

○ 第3回目の計測  16.2km/ℓ  6月25日~9月4日

第一回目はハイブリッド走行が多かったことを考慮すると、比較する条件が変わってきてしまうので、今回の比較では使わない。

 

よって第2回目の計測との比較になるが、エアコン冷房の影響なのか、
17.9km/ℓ → 16.2km/ℓと、1.7km/ℓほどやや落ちている。

約10.4%ダウンした結果だ。

ガソリン車も夏場のエアコンの使用で10%ほど燃費が低下してくると言われているので、PHEV車でも同程度の影響ということができる。

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まとめ

夏場のエアコン冷房の使用では、約10.4%ほどの燃費の悪化がみられた。

結果は16.2km/ℓ。

今後、エアコン使用しない時期になってくるので、エアコンの使用が少ない時期の第4弾を計測してまた報告していきたいと思う。

また冬場の時期には暖房の影響について検証していきたいと思う。

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