BMW7シリーズ 【試乗レポート】|乗り心地、加速性能、ハンドリング、インテリアの質感をレポート

2020/03/01
 
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    今回は友人の所有するBMWの7シリーズに試乗させてもらったので、試乗時の様子で、乗り心地、加速性能、インテリア質感を中心にインプレッションしてみようと思う。

グレードは【BMW 740iMスポーツ】になる。

車両データは以下の通り

パワートレイン  直列6気筒3000ccのターボ
ミッション    8AT。
最高出力     340ps(250kW)/5500rpm
最大トルク    45.9kg・m(450N・m)/1500~5200rpm
車両重量     1900kg
JC08モード燃費  12.2Km/ℓ
ボディーサイズ  全長×全幅×全高 5110×1900×1480mm
車両価格     1374万円

試乗コースはお台場の一般道で、約30分程走行させてもらった。
お台場の道路は幹線道路のように比較的広めなので、そこそこ速度を上げて試すことができた。

これに記載する内容は、車に関しての素人が感じた、素人目線の感想になっていることをご理解ください。

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エクステリアとインテリアの質感について

エクステリア

ボディーサイズ
全長×全幅×全高 5110×1900×1480mm

 

 

 

写真ではあまり分からないと思うが、最初に見たときの印象は「でかっ」であった。
車高は平均的なサイズなので写真では大きさは分かりにくいが、近くで見てみるとやはりデカい。
特に全長が半端ない。5m越えなのでこんな大きなセダンは日本車では一部の車種のみである。

所有者の友人が言うには、やはり普段使いで駐車場に停めるのに神経を使うそうだ。

デザインとしては一目見てBMWだなと分かるもので、特に驚きのような感覚は無かった。
しかしセダンではあるが流麗なスタイルを採用していて、全長の長さも相まってスポーティーで伸びやかなデザインにまとまっていて、とてもカッコいい。

タイヤは写真でも分かるが、かなりの偏平タイヤを履いている。
タイヤサイズを調べてみると

タイヤサイズ(前) 245/40R20
タイヤサイズ(後) 275/35R20

とのことで、エアボリュームがかなり少なくなることから、乗り心地にどう影響するのか興味が湧いた。

 

インテリア

インテリアは基本的にはBMWのデザインを踏襲していて、他の下位グレードよりはソフトパッドが多く使われていたり、木目調のパネルがドアに付けられていたりと差別化は図られているようだ。
ただ全体としては、華美な豪華さという方向性ではなく、BMWらしいスポーティーな方向性のインパネデザインにまとめられている。

もちろん、デザインはスポーティーであっても機能面に関しては豪華装備が満載である。

例えば、シートのマッサージ機能やベンチレーション機能なども備わっている。

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走行時の乗り心地と加速性能、ハンドリングをレポート

エンジンをかけてアイドリングを行うが、アイドリング時のエンジン音は車内ではほとんど聞こえ
ない。

エンジンの振動もほとんど感じない。ハンドルを握っている手にもほとんど気付かない程度で、集中していればわずかに振動を感じる程度だった。

ゼロ発進では音もなくスムーズに発進する。私の所有するアウトランダーPHEVはモーター駆動なのでエンジンは掛からず非常に静かなのだが、それとほとんど同じレベルで、発進時のエンジン音はほぼ感じないといってもいいくらいだ。
ハイブリッド車のモーターは発進と勘違いしてしまうほどの静けさだ。

少し速度を上げてまず気づいたのが、サスペンションの振動がほぼ伝わってこなくて、まるで浮いているのではないかと勘違いしてしまうようだ。
聞いてみると、サスペンションはエアスプリング使用だそうだ。

路面のギャップを通過した時にタイヤが拾う音とか振動が見事にカットされていて、タイヤが振動している感覚が全く伝わってこないので、まるで絨毯の上を走っているようなという表現がピッタリかもしれない。

しかもこのエアスプリングは「セルフ・レベリング機能付」といって、スポーツ、コンフォート、など何種類か任意に選べるようになっている。

スポーツモードを試してみたが、決して固いとかゴツゴツとした感覚とかは一切なく、滑らかな走行フィーリングはシッカリと保たれている。少しだけ上下動の動きが早く収まるような感じになるが、不快な感覚は一切ない。
かなりの扁平タイヤを履いているにも関わらず、この乗り心地の良さは、やはりエアスプリングの影響が大きいのだろう。

低速でステアリングを11時ー13時方向に軽く揺すってみる。
ハンドルの動きに対してきちんと車体の動きもついてくる。
ステリングのセンター付近の動きはとても軽いが、操舵が曖昧になるような感覚ではなく、わずかなハンドルの動きに対して、車体はきちんと反応してくる。

アクセルを強めに踏み込んでみると、強烈な加速が味わえる。背中を後ろから押されるような強い加速感を感じる
ホイールスピンが起こってしまうくらいの強烈さだ。
これだけの動力性能があったら、どんな場面でも物足りなさを感じることはまずないだろう。
そして何より、踏み込んだ時のエンジンサウンドがとても良い。
決してうるさい訳ではなく、「クウォーン」といった澄んだ音質で、ついついエンジンを回してしまいたくなる衝動にかられる。

停止する際に、強めにブレーキを踏みあえてカックンブレーキで停止してみる。
すると、一度沈み込んだ車体が戻った後に、2、3回位のややゆっくりめの振動が残った。
この振動は車の高級感を下げてしまう動きだろうと思う。
停止後、ピタッと車の振動が止まるととても高級感のある車に感じる。
エアブレーキだから振動が残るのだろうか?
この部分は数少ない改善点のうちの一つと言えるだろう。
1千万円超える車であるので、こういう細かいところもこだわってほしいところだ。

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まとめ

とてもいい車であることは間違いない。
ただしその方向性は、高級感という方向ではなく、スポーツのほうだ。

もちろん乗り心地はすこぶる良い訳だが、ただ乗り心地が良いだけではなく、しっかりとスポーツ性能を引きだして、走りの質感を高めている。

サルーン的なコンフォート性能を持っていながらも、スポーツ性の高い走りの質を求めている方にはもってこいの車と言える。

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